介護の仕事に向き不向きってあるの?

介護の仕事は、体力的にきつい、待遇が悪いなどと言われていたこともありますが、それは過去の話です。今では社会的ニーズが高くなっており、資格取得などでスキルアップを図ることや、生活スタイルにあわせて仕事を選べるなど、働き方の選択肢も増えています。

とはいえ、介護職に向き不向きがあるのは、仕事ですから当然のことです。介護の仕事に向いている性格にはどのようなものがあるでしょうか。

介護の仕事に向いているのって、どんな性格?

まず言えるのは、介護の仕事は人を相手にする仕事ですから、会話を楽しんだり、人の話を聞くことが好きな方は介護に向いていると考えられます。
特に、じっくりと利用者から話を聞き出す傾聴のスキルの高い方は向いているといえるでしょう。

また、生活に介助を必要とする方を支援するため、介護を受ける方の状況をよく観察し、ちょっとした変化にも気づくことができる方は向いているといえます。
日常生活の動作を助ける関係で、繰り返し行うこともたくさんあるため、”似て非なること”という気持ちで、一つひとつに向き合える方も相性がいいはずです。

加えて、介護の仕事はチームで取り組むものも多いので、リーダーやマネージャーのように人を引っ張っていったりまとめあげたりするのが得意な方はもちろんのこと、逆に誰かに頼まれて力を発揮できるタイプの方も力を発揮できるでしょう。

どの介護施設が向いている?施設ごとの特徴と働き方

介護施設によって特徴や働き方は大きく異なりますから、あなたがどのような職場が向いているか見てみましょう。

・有料老人ホーム
有料老人ホームは「介護付き」「住宅型」「健康型」と3つのタイプに分けられます。サービス内容や方針は、企業や施設ごとによって大きく異なり、認知症や医療ケア、リハビリに力を入れている施設や、ホテルような”おもてなし”をサービスで提供するホームもあります。
利用者とコミュニケーションを取りたい方や、おもてなしやマナーなど”接遇”の面でスキルを磨きたい方、医療やリハビリなどいろいろな職員と連携し、成果を出していくのが好きな方は向いているでしょう。
また、大手の有料老人ホームでは、研修制度が充実していたり、キャリアパスが明確なため、未経験で介護の仕事に不安を感じている方や、将来、相談員や施設長など多方面で活躍していきたい方はおすすめです。

・特別養護老人ホーム(特養)
特別養護老人ホームは大きく分けると、居室が4人部屋など多床室を中心に造られている「従来型」と、10名前後の個室タイプの居室が一つのグループとして形成して造られている「ユニット型」があります。「従来型」と「ユニット型」では働き方は異なり、「従来型」は数十名の利用者に対して複数名のスタッフが配置されるため、一人介助が難しい場合でも対応しやすいです。また、業務がルーチン化されているところもあり、介護が初めてでも覚えやすく、先輩の仕事ぶりを覚えながら業務に取り組むことができます。
それに対して「ユニット型」は、10名程度の利用者に対して少人数のスタッフが固定して配置されるため、利用者との信頼関係を築きやすく、一人ひとりに寄り添ったケアを行うことができます。
いずれも、在宅での生活が困難と判断された要介護者を対象としているため、介護度の高い方が多く、介護技術を身につけたい方はおすすです。

・介護老人保健施設(老健)
介護老人保健施設は、病院と自宅の中間施設的な位置付けとしてて考えられており、介護の必要な高齢者の自立支援、家庭への復帰を目指すため、介護士や看護師、作業療法士、理学療法士によるリハビリテーションを行います。
原則利用者は3ヶ月〜6ヶ月で施設を退去しなければならないため、利用者の入れ替わりはありますが、リハビリの効果で在宅復帰される利用者の姿を見て、喜びややりがいを感じられるでしょう。
医療スタッフとの連携をはかり、一人ひとりに対するサポートや医療依存度が高い方へリハビリのケアを学びたい方はおすすめです。

・サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
介護サービスを行わない場合、見守りサービスや生活相談、食事の準備といった仕事が中心となります。利用者との日常会話を楽しんだり、相談ごとなどの話をじっくりと聞いてどうすればよいかを一緒に考えたりすることにやりがいを感じる方は向いているといえるでしょう。 また、サ高住に住む人は元気な方が多いため、楽しいレクリエーションを考えたり盛り上げたりするのが好きな方も重宝されます。

・訪問介護員(ホームヘルパー)
訪問介護員は、在宅の高齢者や障害者宅を訪問して、介護サービスや生活援助サービスを提供し、利用者やその家族を支援していくお仕事です。利用者の日常に最も深く関わりを持つことになるため、責任は重大ですが、やりがいは大きなものになります。基本的に一人で行動、サービスを提供するため、施設にある人間関係に悩まされることが少ないです。また、時間単位で働くため、就業時間に制約のある主婦など、ライフスタイルに合わせて働くことがことができます。

・グループホーム
主に認知症の方が少人数で共同生活を送る入居型施設のため、買い物や通院、食事作り、薬の介助など、認知症の状況に寄り添いながら日常生活をサポートしたり、季節の行事を行って彩りを添えたりします。 少人数で家庭的な雰囲気の施設が多いこともあり、認知症を理解して繰り返し対話したり、レクリエーションを企画して毎日の生活の中に楽しみを増やすのが好きな方は向いているといえるでしょう。

・デイサービス
日帰りで食事や入浴介助などを行うデイサービスでは、体を軽く動かしたり、レクリエーションを多く取り入れ、企画を考えたり、利用者と一緒に楽しんだりすることが好きな方にはおすすめの職場です。
比較的介護度が低い方が中心ですので、介護技術に自信がない方にはおすすめです。また、原則夜勤はなく、日曜日や年末年始は休みであるため、子育て中の主婦の方には働きやすい職場です。

介護に向いていない性格の人はどうしたらいいの?

介護を受ける方がいろいろであるように、介護する方もまた、様々な性格があって良いように、むしろ年齢も性別も性格もばらばらだからこそ、幅広い層の利用者へ対応することができます。

「もしかして自分は介護に向いていないのではないか」と思った方でも、業務や職場環境との相性もありますので、あきらめず、介護の職にチャレンジすることをおすすめします。

自分がどんな性格なのかを自分でつかむのも、なかなか難しいものです。
介護の仕事に就きながら気長に自分の良さをみつけていくのも大切ですが、自己流だと情報も少なく、経験がかたよってしまうため、最適な判断であるかわからないことも多いでしょう。

クリエ福祉アカデミーでは、介護の知識や技能について学んでいる間、カウンセリングを受けながら自分の性格傾向を知り、どのような職場があるのか、何が向いているのかなど、業務の上でも人間関係の上でも、介護の世界の幅広い情報を得ることができます。

無理なく自分の力を発揮できる介護の職はきっとあります。 学びながら最適な職をみつけていく方法に、ぜひチャレンジしてみてください。

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